2021/03/31
【過去記事】WrordPress自作テーマについて
WordPress自作テーマとは?
WordPressは一つのテーマを元にサイトを作成します。
WordPressには、無料で使用できるテーマが多く存在します。
WordPressの自作テーマとは、このようなテーマを自分で作成したもののことを指します。
テーマ作成に必要なスキル
WordPressの自作テーマ作成には、幅広い知識が必要になります。
HTML,CSS,PHPの基礎
Webサイトは基本的に、HTMLとCSSで出来ています。
そのため、HTMLとCSSの知識は必須となります。
HTMLとCSSは、プログラミング初学者が最初に学ぶものとして有名ですが、突き詰めると奥が深く簡単なものではありません。最低限としてサイトが崩れない、レスポンシブ対応ができるまでのスキルが必要です。
PHPは、プログラミング言語として有名です。
基本的にHTMLの分岐と出力に使います。
WordPressはPHPで作られているので、PHPの基礎を理解しておく作業がスムーズになります。
使いたい処理をgoogle検索で検索して実装できるレベルの知識が必要になります。
WordPressの仕組みの理解
WordPressのテーマは、テーマエディターから編集することができます。
プラグインの入れ方や固定ページの編集方法など、管理画面での操作を熟知する必要があります。
WordPressで必要なプラグイン
WordPressには、便利なプラグインが多く存在します。
Code SnippetsやWP File Managerなど入れることで作業が効率化するものがあります。
functions.phpへの直接的な書き込みを避けるCode Snippetsは、エラーの対策としてとても有能です。
jQueryの使い方
jQueryは、JavaScriptのライブラリになります。
簡単なコードでJavaScriptを動かせるjQueryは、サイトの表現力を広めることができます。
スライダーなどの動作や、レスポンシブ時の画像の切り替えなどの調節を簡単に行うことができるとても便利な機能です。
Webデザインの基礎
Webサイトには、よく使われているデザインのパターンがあります。
カラムの構造やボタンのデザインなどの、見やすく使いやすいデザイン力を身につける必要があります。
センス的な部分ですが、他のサイトを参考にするなども良い手段だと思います。
自作テーマのメリット
WordPressの自作テーマを作るメリットを3つ紹介します。
自分だけのオリジナルサイトができる
サイトのテンプレートを自分でデザインするので、他のサイトの構造がかぶることがなくなります。
世の中に広まっているテンプレートとの差別化を図ることで、独自性を高めることができます。
カスタマイズの幅が広がる
HTML,CSSは、他の人の書いたコードは読みにくく、編集しにくいという特徴があります。
既存のテーマを編集するより、自分の思い通りにカスタムすることができます。
WordPressの仕組みを深く理解できる
テーマを作る上で避けては通れないのが、HTMLの出力です。
HTMLの出力には、PHPの知識とWordPressの関数を学ぶ必要があります。
データの出力を身につけることで、WordPressの表現の幅が大きく広がります。
自作テーマのデメリット
WordPressの自作テーマには、膨大な時間と労力がかかります。
なぜ時間がかかるのか?
先ほど述べたように、WordPressの自作には多くの幅広い知識が必要になります。
これらの知識を理解し、使えるようになるまでの経験値が必要になります。
私自身は、Web制作会社での実務経験があったので、WordPressについて深く学ぶことができました。
WordPressの勉強の環境を作ることからスタートしなけらばならないので多くの労力がかかります。
制作期間
私がWordPressの自作テーマの作成にかかった時間は、約200時間です。
Web制作の在宅の案件を受けていたので、3ヶ月以上の期間がかかってしまいました。
働きながら自分のテーマを作ることは思った以上に簡単ではありませんでした。
まとめ
今回は、WordPressの自作テーマについてまとめました。
Web制作に真剣に取り組むには、それなりの時間と労力がかかります。
自作テーマ完成のためには、WordPressに興味を持ち続けることが大事だと思いました。
関根